州崎のマングローブ

 (1)メヒルギ

方言名:インギ(宮古)・ビープシギ(西表)
科名:ヒルギ科
学名:Kandelia candel(L.)Druce
分布:ボルネオ、南中国台湾などの東アジアからインド。
    日本では、薩摩半島南部(西表、八重山、宮古、沖縄本島、
    鹿児島(喜入町、大浦町)。
形態:小高木 常緑広葉樹 高さ3~4m
    内外花は白色 果実は卵形 胎生
    発芽し、20~30cmほどのよう根を垂れる


 (2)オヒルギ

方言名:ウーピンギ(沖縄)・インギー(宮古)・ミープシギ(西表)・アカバナーヒルギ
科名:ヒルギ科
学名:Bruguiera gymnorrhza Lam.
分布:アフリカ、オーストラリア、熱帯アジア、ポリネシア、日本では
    奄美大島以南琉球列島
形態:大高木、常緑広葉樹、高さ10m以上、花は赤黄色、
    果実は円錐形か卵形、胎生種子20~30cmで角張っている
用途:染料 用材

 (3)ヤエヤマヒルギ

方言名:インギー(宮古)・マツァプシビ(西表)
科名:ヒルギ科
学名:Rhizophora mucronata Lam.
分布:オセアニアからインド西部、日本では沖縄島(北限)以南
形態:小高木、常緑広葉樹、高さ3~4m内外、タコの足のような支柱根を出す花は
    白色、胎生種子は20~40cm
用途:染料 用材
開花:9~10月 実生は7~8月
 (4)ヒルギダマシ

方言名:
科名:クマツヅラ科
学名:Avicennia marina(Forsk.)Vierh.
分布:オセアニアから東アフリカ、熱帯アジア、日本では宮古島が分布の北限。
    1995年ごろから沖縄本島に移入
形態:20m以上の高木(沖縄では2~3m) 花は黄色(5~6月開花)、
    種子はソラマメ形(9~10月頃)
用途:薪 建材、パルプ、肥料、飼料(栄養価が高く世界中で家畜の飼料となっている)
 (5)ヒルギモドキ

方言名:
科名:シクンシ科(Combretaceae)
学名:Lumnitzera racemosa Willd.
分布:オセアニアからインド
    日本では、沖縄島が北限地(金武町億首川河口)宮古島では見つかっていない。
形態:10m以下の中高木(沖縄では2~3m) 花は白色で先端が針状になっている。
    7~8月開花。種子は、楕円刑で5~10mm。葉の先端がハート型に切れ、肉質
    厚く、楕円形で常緑。
用途:薪、枕木、舟材、建材、床材




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